FLANGE plywoodはそれまで下地材として隠される存在であった合板に美を見出し、積層させることで独自の表情を持った家具を作り出す家具ブランドです。家具製作の工房を駒ヶ根市へ移転することとなり、ご縁あって朱組が設計に携わらせていただきました。
FLANGE plywoodの家具づくりはオリジナルの合板を作り出すことから始まります。合板製作には大型機材が複数台必要となるため、工房には大空間が求められました。無柱空間を確保するために採用したのは「木造トラス構造」。木造トラスは古くは西洋で用いられた構法が日本に渡ったもので洋小屋とも呼ばれています。三角形を利用した構造体は細い部材でも強く、長スパンを飛ばすことが可能になります。
棟梁の手仕事によって、丁寧に、正確に刻まれた数多くの部材が組み上げられ、8つのトラス構造が立ち並びました。連続した三角構造は構造そのものが美しく、通常隠されることの多い天井構造が、むしろその意匠性によって、より引き立って見えてきます。これまで隠されてきたものを「魅せるもの」として昇華し、そこに美意識の光を当てていくFLANGE plywoodのものづくりの姿勢とも共鳴する空間となりました。
















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